英語の発音に少しでも興味があるなら、フォニックス、一度は耳にしたことがあるはず。
実際のところ、英語の発音を強化するにあたり、このフォニックスを
知っているのと知らないのとでは、雲泥の差がでるわけなんだけど、
そこまで知ってる人は少ないかも、しれない。
日本語にはない発音が英語にはある、だから発音は難しい
これ、よく聞くよね~。
まあ、実際その通りだとは思うんだけど。
じゃあ、どうやったら発音って上手くなるんだ?ってなると、
”ただ真似すればいいよ~”なんていう単純な話でもない気がする。
そんな時こそ、このフォニックスの出番!
そこで。
まず、フォニックスとはなんぞや?という方のために👇をどうぞ。
AI による概要
フォニックス(Phonics)とは、
英語の文字と発音の関係性を学ぶ音声学習法で、英語圏の子どもたちに
読み書きを教えるために用いられています。
フォニックスの学習法では、
アルファベットの発音と単語の始めの音(initial sound)を関連付けて覚え、
文字と音の関係を理解していきます。
これにより、知らない単語でも耳で聞いただけでスペリングがわかり、
正しく書くことができます。
なんだか難しく書いてあるけど、
要は、私たちが知っているアルファベットの読み方(ABCの歌みたいな)ではなくて、
アルファベットが持っている”音”に注目した学習法がフォニックス、ということ。
エービーシー♪とは、全くの別物、ってことなんですよ~。
と言ってもまだ、ピンと来ないと思うので(私も最初はそうだったんで。。)
極端な例を出してみるとこんな感じ👇
A B C D E F G
👆これ、なんて読む?
●エービーシーディーイーエフジー
👉これが一番馴染みのある読み方だと思うけど、これはフォニックスではない。
じゃあ、何なの?となるわけだけど。。。🙄
私が講師時代によく使っていた説明方法がこちら
このエービーシー…っていうのは、アルファベットそれぞれの文字の名前なんだよ~。
だからAはエーという名前の文字で、Bはビーという名前の文字、ってことだね(^^♪
みたいな感じ。
そして、もうひとつの読み方がこちら。
●ア,ブ,ク,ドゥ,エ,フ,グッ(極端な例としてわかりやすく表記してみた)
👉これが、フォニックス。各アルファベットが持つ”音”すなわち、発音に注目した
読み方なんだよね。つまり、この読み方を先に覚えちゃえば、発音よく英単語を言えるようになる、
ってことになる、理論上は…だけど。
またまた、こんがらがってしまった人のために、もっと平たく説明するとしたら
「Aはエーという名前の文字で、この文字が持っている音はアだよ」
というような感じ。
一旦、基本的なフォニックスの仕組みが分かれば、
一つの単語を構成するアルファベットのそれぞれの”音”に注目することになるから、
必然的に、単語そのものをどう発音するのか?がわかるようになってくるわけで。
そうなればもう、こっちのもの!
例え、知らない単語が出てきたとしても、とりあえず自力で読めることが増えてくるんだな~。
ここでもう一つ、フォニックスを学ぶ上で知っておいてもらいたいのが、
ローマ字読みとフォニックスは別物である、ということ。
よく混同されがちなこの2つ、でも実は全くの別物であるだけでなく、
ローマ字読みができるが故に
フォニックスがなかなか入ってこない!慣れない!上手く発音できない!
という厄介な現象が起こってしまうことも多々あったりする(-“-)
実際、講師時代にも、この”ローマ字読み”を無くすのに苦労した経験があるんだわ…。
当時はね、一緒にタッグを組むネイティブ講師からも
「なんで日本はローマ字読みを先に教えるんだ?全くやりにくいったらありゃしないよ!」
なんて愚痴をしょっちゅう聞かされたもんな~(˘・_・˘)
ローマ字読みも必要な場面があるからこそ、完全に排除できないわけなんでね、
もう、それはそれは大変だった…。
必要性もわかっているだけに、なかなか厄介なこのローマ字なんだけど、これ、
俗にいう”カタカナ英語”と呼ばれる、日本人特有の英語発音を作ってしまう原因にも
なってるのではないか?とも思えちゃうんだよね。
だから、いっそのこと、ローマ字はフォニックスの後に学んだらいいんじゃない?って
思うくらいなんだけど。
私たち日本人は、義務教育期間中に英語を否が応でも学習しているおかげで
ある程度、英会話の基本は頭に入っていると思うのよ、英語を第二言語として学んでいる
他国にも負けないくらいに、ね。
にもかかわらず、実際に活用しよう!ってなると、色んな要因が混ざりあって、
ストップがかかっちゃうっていう。。。(‘_’)
これ、ホントにもったいないな~って、心底思うんだよな~。
絶対他の国にも負けてないと思うのに。。。ಠಿ_ಠ
近い将来、もっともっとフォニックス学習が浸透していくことを、
切に願うばかり。。。
と、さて、この辺で話をもどして。。
じゃあ、このフォニックス、何から始めればいいんだ?ってなると思うんだけど。
まあ、やっぱり、まずはネット検索からでしょ^_^
いやぁ、それにしても、本当に便利な世の中になったもんだ!
ひと昔前なら、何か新しいことを学びたいな~ってなったら、
まずは本屋さんか図書館に行って参考書やら教材やらを
探すところから始めていたんだから(-“-)
そんな時代を生きてきた私からすると、インターネットの存在はもう、
奇跡だよ、マジでっ!
ということで、
英語学習においても、サクッとオンラインで検索すれば、
一度に見切れないくらい、って言うかもう、選ぶのが大変なくらいに
バラエティに富んだ教材や動画が出てくる、出てくる!
しかも、無料で提供されているものもいっぱい!
もうね、本当に、感動でしかない(☆▽☆)
幼児さんから大人まで、十分に活用できるものばかり!もうまさに、
より取り見取りじゃ~ん♪
まずは色々試してみたらいいんだと思うよね、これだけ選択肢があるんだから。
その中で、自分に合いそうなものをいくつか見つけるといいんじゃないかな。
やっぱ、相性ってあると思うから、ね。
私にはすごく使い勝手良くて効果テキメンだったとしても、
万人向けってわけじゃないだろうから。
例えば。。。
幼児さん向けだったらゲームをしながら音を真似たりしながら学べるものとか、
口ずさみやすいフォニックスの歌があったり、本人は遊んでるつもりで自然と
発音を学べるような優秀なものまで、無料であったりするんだから、もう、驚きだわ~(⊙o⊙)
大人向けであれば、音と同時に口や下の形まで教えてくれるものなんかもあるようで。
これね~、すごく便利だな~って、みてて思った。
だって、ただ聞いただけですぐ覚えちゃう子ども達と違って、
色々な要因が折り重なってなかなか素直な発音が難しくなっちゃった大人であっても、
かなり効果が期待できるんじゃないかな~って思えたから。
本当に、驚くほど事細かく舌の動きとか、位置とかまでも、
音を聞きながら学ばせてくれるなんて、もはや有料級じゃない?って思うくらい⚆_⚆
とにかく、まずは色々とリサーチしては試して、を繰り返しつつ、
最終的にしっくりくるものを選ぶのがいいかと。
どんなものを選ぶにしても、継続して続けやすいことが一番重要だから、
最初はシンプルなものを選ぶことをお勧めしたいかな☺
と、ここで、余談なんですが。。。私自身の話を少し。。。
私が”一刻も早く英語を身につけなくては!”と思ったとき(かれこれ●十年前の話…)
とにかく速攻で英語力を身に着けたい、でも、机上の勉強法はムリ、なんていう
身勝手な私の希望を都合よく叶えてくれるような方法はないものか?と、
模索し続けて、最終的にたどり着いたのは、子ども向けのテレビ番組だったんですよ。
それもね、かなり低年齢向けのヤツ~_~
まあ、日本で言うところの”お母さんと一緒”的な感じのね、ホントに低年齢向けの、
コテコテの子ども番組。。。
ということで、毎日、お気に入りの子ども番組をせっせと録画しては
何度も何度も見返しては真似したり、意味を覚えたり、とね。
教材代わりにどんどん活用して、英語力を鍛えて行った感じ。
懐かしいなぁ…って言うか、ホント、よくやったなぁ。。。^^;
子ども向け番組の一番の良さは、なんといっても基礎をシンプルに教えてくれるところ。
これに尽きる!
馴染みのある日常的な会話の場面でも、必要最小限の長さで会話が進んでいくのね、
込み入った言い回しも、難しい単語も一切ナッシング!
とにかく、シンプルだから真似もしやすいし、覚えやすいから、すぐに実践で試せるっていう…。
ホント、イイとこしかない!
もっと言えば、
覚えやすくて真似しやすいってことは、発音練習とかリスニングの強化に持って来いなのだ!
子ども用番組だけじゃなくて、子ども向けのYoutube動画とかもそうなんだけど、
大人でも十分に活用できるというか、むしろ始まりとしてはちょうど良いんじゃないかと。
もし、”色々あり過ぎて、どっから手を付けていいかわからないよ~!”って
なっちゃったなら、まずは、子ども向けのテレビ番組や動画教材から
入ってみたらいいなじゃないかな~。
とりあえず、ゲームで遊んでみたりするとか、純粋に内容を楽しむとか、でも
イイと思う。少なくとも、私はそうやって始めたし、ね。
さて、話をフォニックスに戻しまして。。。
👇参考までに、私の一押しを紹介
(実際のレッスンでも活用してたもんだから、いまだに歌える(^^♪)っていう…)
●The Alphabet Song | Phonics Song for Kids | Kindergarten Alphabet song |
Jack Hartmann
陽気なJackおじさんが色々と歌ったり踊ったりしながら教えてくれるよ~
Youtubeチャンネルで無料で色々見れちゃう!(^^)!
このJackおじさんの声のトーンが私のツボで。耳に優しいというか、心地よいというか、
個人的にとても好みで…。
っていうのが、子ども向け英語教材に使われている声とか、メインで登場するキャラクター
って、女性だろうが男性だろうが、妙に甲高かったり、元気良すぎだったり(笑)
することが多い気がするのよね…、気のせいかもしれんけど…。
そうすると、私の場合、頭に響くというかなんというか…。
っていうのも手伝って、私はこのJackおじさんのトーンダウンした、
まったり感が好みだったわけなんです~^^
まずは、フォニックスに慣れていくことを目標にしてみたらいかがでしょ?
楽しんで続けているうちに、発音のコツがどんどんわかってくるはずなんでね、
そうなれば、英会話自体に対するハードルもグッと下がるだろうから、
そしたら、英会話もずいぶんと楽しくなってくるよ~(^^♪
一緒に、がんばろ~