私のお気に入り⑤:1973年 スティング(The Sting)

1930年代のアメリカ・シカゴが舞台。若き詐欺師ジョニー(ロバート・レッドフォード)は、仲間を殺されたことをきっかけに、伝説の詐欺師ゴンドーフ(ポール・ニューマン)と組んで、巨大な詐欺計画を実行する。ターゲットは、冷酷なギャングの大物。彼らは“コン・ゲーム”(詐欺)のプロの手口で、巧妙に相手を追い詰めていく…。アカデミー賞7部門受賞、大ヒットを記録した詐欺師コンビのクラシック映画

これね~、もうね、後にも先にもこれほど衝撃を受けたクラシック映画に出会ったことはない!!少なくても私はっ!!つい最近また懐かしくなったのと、息子から面白い映画はないか聞かれたこともあって、この「スティング」をすすめたついでに私も久々に一緒に見たんだけども。ホントにね、わかっちゃいるけどやっぱり面白い!!べたなストーリーなのに魅せられちゃうっていう。音楽も良いし世界観もいい、古い映画のはずなのにその古さが逆に魅力になってるのも凄い!最近の映画にはない独特の流れと雰囲気、奥深さがあるのもクラシック映画の良さだよね(^^)

この作品の見どころ

1. 🧠 緻密に組まれた“だましの構図”

この映画の最大の魅力は、完璧な詐欺(コン・ゲーム)計画と実行。観客さえも巻き込んでしまうほどに巧妙な展開で、最後の最後に「あっ!えっ!?」ってなっちゃう(^^) 伏線の張り方や、ストーリーの構成は、昨今のサスペンス映画の教科書レベルよ、ホントに。


2. 🎭 キャラクターの魅力と駆け引き

ポール・ニューマン(ゴンドーフ)とロバート・レッドフォード(ジョニー)の名コンビが、詐欺師ながらもどこか憎めないスマートさと人間味を持ってるのよね、これ、ほんとに魅力的だし、この作品がここまでヒットした理由としてこの二人の役者さんだったから、っていうのも絶対にあると思うのよ。敵をうまく騙すための言葉と行動の駆け引きがスリリングで面白いのもそうだけど、すごいテンポよく進むのもイイ♪


3. 🎬 クラシカルな映画美学

  • チャプター形式の進行(「仕込み」「引っ掛け」「詰め」など)も、昨今の映画では味わえない魅力と言えそう。映画なんだけど舞台劇を見ているみたいなね、息子もこの進行の仕方、すごく気に入ってたしね~(^^)
  • 1930年代のファッション、インテリア、街並みなど、レトロな美術や衣装の完成度がすこぶる高くって、古臭さとかも一切感じさせないから時代背景にどっぷり浸れる(^^♪

4. 🎼 音楽:「The Entertainer」

「スティング」と言えば、コレ!っていうくらい、作品と同じくらい有名なのがこのスコット・ジョプリン作曲のラグタイム「The Entertainer」ね、軽快でちょっと皮肉っぽいメロディーが映画のムードにもぴったり。この映画に起用されたことで再注目されて、世界中で有名になったって。

🎬 シーン抜粋・セリフで英語学習♪


✅ シーン①:作戦前の名セリフ

Henry Gondorff(ゴンドーフ)“You follow me and you’ll get what you want.”

🗨 和訳:

「俺について来なよ、そうすれば欲しいものが手に入るぜ。」

💡 解説:

  • You follow me:直訳は「俺についてこい」的な感じになっちゃうけど、このシーンの中ではあくまで命令してるんじゃなくて、「俺を信じてついて来いよ!」みたいな、信頼を促す使い方ね。
  • you’ll get what you want:「欲しいものが手に入る」→この“欲しいもの”っていうのはその時の状況によって色々ね、物だったり経験だったり状況だったり、活用できるよ~

🗣 応用例:

  • Stick with me and you’ll learn fast.(俺といればすぐ覚えられるさ)
  • Follow my lead and we’ll be fine.(私の指示に従えば大丈夫だよ)

✅ シーン②:人を騙すときのやりとり

Johnny Hooker(ジョニー)“It’s not like playing poker, you know. You can’t bluff your way through this.”

🗨 和訳:

「これはポーカーじゃないんだ。ハッタリだけじゃ乗り切れないよ。」

💡 解説:

  • bluff your way through ~:「〜をハッタリで切り抜ける」→まあ、日常英会話で使う場面ってそうそうないかもしれないけども、カードゲームとかトランプとかする場面では登場するかも?私の場合は、よく刑事もののドラマとか見るんでね、結構よく聞くワードかもだけど。
  • It’s not like ~:比較して違いを強調する言い回し→これね、ホントよく使う言い回しだから知っておくと便利!何かを説明する時によく使うよ~。

🗣 応用例:

  • You can’t bluff your way through an interview.(面接はハッタリじゃ乗り切れないよ)
  • This isn’t like school. It’s the real world.(ここは学校とは違う、本当の社会だよ)

✅ シーン③:結末直前のセリフ(※ネタバレなし)

Henry Gondorff“You’re gonna lose all your money, friend.”

🗨 和訳:

「お前は金を全部失うことになるぞ、友よ。」

💡 解説:

  • gonna = going to(口語表現)→これは誰もが知る言いまわしかな。
  • lose all your money:ストレートで脅しにも警告にもなるセリフ
  • friend:皮肉・挑発のニュアンスあり(実際に友達ではない)→これこそ、映画やドラマではしょっちゅう出てくるよね~、皮肉たっぷりで敵をフレンドと呼ぶ、みたいな、ね。

🗣 応用例:

  • You’re gonna regret this.(これ、後悔することになるぞ)
  • You’re gonna wish you never met me.(俺と出会わなきゃよかったって思うぜ)

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