お気に入り⑪:2005年 コンスタンティン(Constantine)

ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は、天国と地獄の均衡を保つために、地上に現れた悪魔を追放するエクソシストであり、オカルト探偵でもある。彼自身はかつて自殺未遂をしたため地獄行きが決まっており、その贖罪として悪魔と戦い続けている。

ある日、警察官アンジェラが双子の妹の謎の自殺について調査を始め、ジョンと出会う。2人はやがて天使と悪魔、神とルシファーの壮絶な陰謀に巻き込まれていく。

これ、数あるお気に入りの中でも定期的に見たくなるくらいに大のお気に入りの一つね、単純なストーリーだからこそ、キアヌの演技が光る!!ってか、キアヌじゃなかったらこれ、絶対ここまで話題にならなかったと思うのよ、もうね、この、一癖も二癖もある主人公ジョン役がハマり過ぎ!!一応エクソシストっていう肩書の元、悪魔祓いをして人を助けてるわけなんだけども、なんか、気だるそうで嫌々やってる感が満載なのもすごい好き(^^)全体的に漂うダークな雰囲気も凄くいい味出してる。あとね、キアヌ以外のキャストもかなり豪華よ~!!

ここでちょこっと小ネタを…
劇中でね、ジョンはこれでもかってくらいタバコを吸うシーンがあるんだけど、数えてみると映画の中で合計13本のタバコを吸ってるっていう、ね。13!!わかるよね??多くの文化や宗教において象徴的な意味を持ってるって言われる数字よね~、特にキリスト教においてはね。“13日の金曜日”とか、ねっ!細部までこーやってこだわりが散りばめられてるの、好きなんだよね~(^^)

🔥 見どころポイント

1. 独特な世界観とビジュアル

天国・地獄・現世が三重構造で存在してるっていう設定が個人的にすごく好きだった。現世は天国と地獄の間にあって~みたいな、ね。それぞれがスタイリッシュかつ不気味に描かれているのもイイ。地獄の描写は特にインパクトが強し!ジョンも行くのを躊躇するくらい。荒廃したロサンゼルスをベースにした地獄のビジュアルは、他の作品にはない独創性がある!あと、どことなく古めかしい雰囲気漂うジョンの部屋もすごくイイ。

2. キアヌ・リーブスのダークヒーロー像

冒頭でも語ったけども、コンスタンティンは「正義の味方」じゃないのよ、彼自身が罪の意識と皮肉を抱えながらもがきつつ、しょうがないから悪と戦うみたいなね、アンチヒーロー的存在なのね。キアヌ・リーブスのクールで憂いのある演技が、この複雑なキャラクターに深みを与えたのは間違いない!

3. 天使と悪魔の中立的描写

単なる「善VS悪」を描いている訳ではなくて、天使も悪魔も人間とは異なる価値観で行動するものだ、っていうのがこの作品の肝でもあるの。中でも**ガブリエル(演:ティルダ・スウィントン)**の役どころが非常に象徴的、多くの観客に衝撃を与えたと言われてる。ジョンに負けないくらい、すごいぴったりの配役だと思う、ね。

4. ルシファーの登場シーン

物語終盤で登場する**ルシファー(演:ピーター・ストーメア)**は、映画史上でも異彩を放つ悪魔像。白いスーツで登場し、冷酷でユーモラスな存在感が超強烈。真っ白な出で立ちが見る人の予想を大きく裏切ってるだけでなくて、喋り方からしぐさから登場の仕方から何から、全てが強烈な印象を残すこと間違いない!

5. 哲学的・宗教的テーマ

「信仰とは何か」「善と悪の境界とは」など、アクション映画でありながらも深い問いを投げかける場面も随所に散らばってるのもこの作品の特徴。観た後に色々と考えさせられる余韻もある。

🎬 セリフで英語レッスン①

“I don’t believe in the devil.”
“You should. He believes in you.”

🔍 和訳:

「私は悪魔なんて信じない。」
「信じるべきだ。奴はお前を信じてる。」

🧠 解説:

  • believe in ~:~の存在を信じる/~を信頼する⇒日常的な会話でもしょっちゅう使うよ~
  • You should.:そうすべきだ⇒“した方がイイよ”的な言い方、
  • He believes in you.:彼(悪魔)はお前の存在を信じている、つまり人間を標的として真剣に見ている、という意味⇒これは劇中で使われるから本領を発揮してる言い回しだけど、意味が分かると一味も二味も違って聞こえるよ~

📝ポイント:
He believes in you.”このセリフは皮肉が効いていて、英語独特の間接的な言い回しの例と言える。「相手は本気だぜ!」っていう強い警告が込められてるよ~。

🎬 セリフで英語レッスン②

“I’ve been to hell. I know the smell.”

🗣 和訳:

「地獄には行ったことがある。どんな匂いかも知ってるぜ。」

🧠 解説:

  • been to ~:~に行ったことがある⇒おなじみの!
  • know the smell:匂いを知っている → 経験から語っているというニュアンス、もうね、匂いまでわかるくらい、知り尽くしてるわ~的な。シンプルだけど重みのあるセリフで、劇中ではジョンの過去の経験が端的に伝わる言い回しになってるよ。

🎬 セリフで英語レッスン③

“God’s just a kid with an ant farm.”

🗣 和訳:

「神なんて、アリの巣を観察してる子供みたいなもんだ。」

🧠 解説:

  • ant farm:観察用の「アリの巣キット」
  • just a kid:ただの子供 → 神を無力・無関心な存在に例えるっていうね、なんとも皮肉たっぷりなセリフ。ジョンの信仰や世界に対する疑念を表していると言えそう。

🎬 セリフで英語レッスン④

“You’re fucked.”
“Yeah… I know.”

🗣 和訳:

「もうお前、詰んでるぞ。」
「ああ……わかってる。」

🧠 解説:

  • fucked は俗語で「終わってる」「ひどい状況にある」の意(強めの表現)
  • Yeah… I know.:冷静に受け入れているところがキャラクターらしい返し

※こういったセリフは強いしネイティブ以外が使うのはリスキーな表現だけども、映画やリアルな英会話で意外と頻繁に使われているから、ニュアンスだけでも理解しておくと作品の内容をより深く理解できると思うんだな~。


🎬 セリフで英語レッスン⑤(ルシファー)

“You’re the one soul I would come up here to collect myself.”

🗣 和訳:

「お前の魂だけは、わざわざ俺が自ら取りに来る。」

🧠 解説:

  • soul:魂
  • come up here:ここ(地上)まで上がってくる
  • collect myself:自分で回収する → 通常は手下に任せるが、特別な存在だという意味

ルシファーのセリフね、これを聞いただけでもジョン・コンスタンティンがどれだけ特異な存在かがわうかがえるよね。

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