
🧵 ストーリー概要
アメリカ・メイン州の架空の町「デリー」で、子供たちが次々と失踪し、死体で見つかる怪事件が続発。7人の子供たちは、ある恐ろしい存在「それ(It)」=ペニーワイズと対峙する。一度は撃破したはずのペニーワイズ、子供時代に封印したはずの悪夢が、27年後に再び甦り、彼らは再集結を余儀なくされる──。
1990年にアメリカのTV映画として放送されたもので、2部構成のテレビミニシリーズだったが、当時のテレビ用ホラーとしては異例のスケールで描かれた。
これ、たぶんリメイク版の方を知っている人のが多いかもなんだけど、私は断然オリジナル版の方が好き。もちろん、全体的に古臭いイメージもあるし、特殊効果諸々もちょっとアレな感じが否めないとはいえ、スティーブン・キング原作っていうだけあって、まあ、話自体が面白いから今でも色褪せない出来の良さがあると思う。
あと、個人的に、ペニーワイズもオリジナル版のほうがなんか、ピエロ独特の滑稽さが浮き彫りで逆に不気味さを助長する、っていう雰囲気があって好きなんだよな~、なんてったって未だに覚えてるくらいだからね、声とか仕草とか、色々。。
あと、これまた個人的な意見なんだけど、リメイク版はより残虐なシーンを足してる?感があって。私としては、心理的な怖さがこの作品の肝だと思ってるから、なんか、そこまで残忍なシーンを作る必要ある??って思ってしまった。。
因みに、これ、ピエロ恐怖症(クラウナフォビア)を社会的に広めた一因とされるらしいよっ(゜o゜)
🎯 見どころ5選
① ティム・カリーの怪演ペニーワイズ
- 最大の見どころともいえる、陽気さと狂気が同居したピエロの演技は唯一無二だからっ!
- 不気味な笑顔、瞬時に豹変する態度、独特の声色…子供に強烈なトラウマを与えた伝説的ホラーキャラと言っても過言じゃないからっ!マジ、夢に出るからっ!!
🎭 ポイント:怖がらせるより「不気味で居心地が悪い」感じがじわじわ来る。ホント、じわじわ効いてくるから。。。(-“-)
② 子供時代と大人時代の交錯する構成
- 過去と現在が交互に語られる構成が秀逸、今でこそ珍しい構成ではないかもだけど、当時はホントによくできた作りだな~って。
- 子供時代の「友情・トラウマ・恐怖」と、大人になった彼らがそれに再び立ち向かうドラマ性が胸に刺さる。
👦🧑 ポイント:フラッシュバックを巧みに使い、記憶と現実のリンクがすごく自然。
③ “子供の恐怖”のリアルな描写
- 子供時代の悩み(いじめ、親からの虐待、孤独など)が丁寧に描かれていて、単なるモンスターものではなくて、より複雑な設定が相まって深みを増してる。
- ペニーワイズは単なる怪物ではなく、子供たちの恐怖そのものを具現化した存在っていうのも◎。
😨 ポイント:「怖いモノ」をテーマにした寓話的ホラー。じわじわ来るのよ…。
④ クラシックなホラー演出
- 特撮は今見るとチープ感が否めないけども、それが逆に不気味さを助長している場面もあったりするから違う楽しみ方もできるっていう。
- 派手なCGではなく、雰囲気で攻める昔ながらのホラー演出が光る!
🕯️ ポイント:不気味な間、BGM、照明などで作るじわじわ系の怖さ。
⑤ “ルーザーズ・クラブ”の絆
- 7人の子供たちが結成する「ルーザーズ・クラブ」の友情と団結が感動的でつい応援したくなっちゃうっていう、ね。
- 恐怖に立ち向かうのは「仲間」と「信じる心」という、キング作品らしいテーマになってるのよね、これ以外の作品でも仲間がどんどん増えて行って一致団結して最後の敵に立ち向かう、っていう流れ、結構あるの、好きなんだよねぇ~
💔 ポイント:恐怖だけでなく、青春ドラマとしても良質。
🎬 英会話レッスン:『It(1990)』セリフ編
🗣 セリフ①
“They all float down here.”⇒(みんなここで浮かぶんだよ)
💡 解説:
- ペニーワイズの超有名なセリフ。子供を誘惑・恐怖させるときによく使うんだけど、浮かぶって何よっ!意味わかんないんですけどっ?でもなんか怖い…っていうね、ホントこれ、トラウマもの。
- “float” は「浮かぶ」という意味で、劇中では特に恐怖の象徴的な言葉。
✅ 実用英語:
- 普段の会話でこのまま使うのはシリアルキラーくらいじゃないかと思うので(笑)、ジョークやホラー好きの会話であえて使ってみるってのはアリかも!?: “Careful in that sewer… they all float down there!”(あの下水には気をつけろ…みんな浮かぶんだ)
🗣 セリフ②
“You’ll die if you try to fight us. You’ll die if you don’t.”⇒(僕たちに逆らえば死ぬし、逆らわなくても死ぬ)
💡 解説:
- 絶望的な状況を表現したセリフ。原作でも印象的。
- 文法的には 条件文(if 文) を活用。条件だから「もし~なら~」みたいな感じね。
✅ 実用英語(応用):
- “You’ll fail if you don’t prepare. You’ll fail even if you do.”⇒(準備しなきゃ失敗するし、しても失敗するかも)
🗣 セリフ③
“This isn’t real. This isn’t happening!”⇒(これは現実じゃない!こんなこと起きてない!)
💡 解説:
- 強い混乱・否定を示すときの表現というか、自分自身に言い聞かせる場面が多いかもね。信じられない状況に陥った時とかに。
- 繰り返しで感情の強さを表現できるよ~♪
✅ 実用英語:
- 驚いたりショックを受けたとき: “No way! This isn’t happening!”(うそでしょ!?こんなの信じられない!)