
■ あらすじ(概要)
死者の霊が見えるという特異な能力を持っている。オッド・トーマス(Odd Thomas)はその能力を使って、未解決の事件を解決したり、犯罪を未然に防ごうとしたりと、平凡ながらも正義感のある青年。物語は、オッドが住むカリフォルニアの小さな町ピコ・ムンドで不可解な事件が起こるところから始まる。町に現れた不気味な存在「ボダッハ(Bodach)」たちは、近くに大きな惨劇が起こる前触れとして現れることをオッドは知っていて、彼はその異変の真相を探り、迫り来る災厄を防ごうと奔走する。
そもそも私自身がこういう系統の映画が大好きなのもあるんだけど、色々見た中でもこれは異質な面白さがあるのよね、テンポよく進むストーリー展開はさることながら、主人公のオッドとヒロインとの掛け合いや周りの人達との関係性、やり取りなどもこの作品の大きな魅力の一つになってる。すごくゾッとするような「ボダッハ(Bodach)」の描写や起こりうる惨劇をどう止めるのか?ハラハラドキドキ展開と同時に軽快な会話やジョークや若いカップルのスウィートなやり取りなんかも混ざってきて、いい意味で暗くなり過ぎないチグハグな感じが私には新しかったんだよね~。怖いとこはとことん怖い!!でも、切なさや面白さも散りばめられれてるっていう、ね。
ただこれ、原作があってシリーズ化される予定だったけど、主人公の役者さんが27歳という若さで他界したこともあり、幻のシリーズ化第一弾になっちゃった、っていう点だけが非常に残念でならない!!!完成度の高い脚本と映像、そして感情的な結末が評価されながらも、色々と曰く付きでね、商業的に不遇だったお陰で、今では「隠れた良作」として知られているのよ~。
🎬 見どころポイント
1. オッドの「霊視能力」とアクションの融合
主人公オッドは、生者には見えない死者や「ボダッハ」と呼ばれる邪悪な霊を視認できるという特殊能力を持っている、って聞くと、別に珍しい設定じゃなくね??他にも似たような作品あるくね??って思うと思う。(私も最初そう思ったし)でも違うのよ!!この能力を活かした演出の仕方が独特なの!化け物だけの話じゃなくて、人間のダークな部分も混ざりあってね、スリラーとアクション要素をうまく融合させてるところが一番の見どころと言えそう。視覚的にも存分に楽しめること間違いない!
例:警告を発する霊の出現や、見えないボダッハの動きに対するオッドの反応など、観客にだけ伝わる緊張感が魅力♪
2. アントン・イェルチンの好演
主演のアントン・イェルチン(『スター・トレック』シリーズなど)が、皮肉屋で心優しいオッドを見事に演じているのよ。彼の繊細な演技が、オッドの内面の葛藤や孤独、そして恋人ストーミーへの愛情の深さを時に激しく、時に切なく、伝えてくれるっていう、ね。あとね、オッドが独り言のように自分の内面を語るように物語が進んでいくところもこの作品の醍醐味!!
3. テンポのよいストーリーテリング
監督・脚本のスティーヴン・ソマーズ(『ハムナプトラ』シリーズ)が、原作の長さをうまくまとめてるだじゃなくて、約100分という短い時間でサスペンスと感動を見事に両立させてる。中だるみせず、最後までテンポ良く展開するからね、ホントにあっという間よ~。
4. ラストの衝撃と切なさ
物語はクライマックスに向けてどんどん盛り上がり、最後には誰しもが驚愕するラストが待っている!原作でも高評価だった意外な結末と余韻が、映画でもしっかり効いてるっていう。
涙腺が刺激される終盤は、この映画最大の見どころとも言えるかも。
5. ビジュアルと音響効果
この映画はボダッハなしでは語れない!!ってくらいの不気味なデザインや、不穏な音楽・効果音の使い方が非常に優れてるのね、テンポのいいストーリー展開でありながらホラー的な緊張感をしっかり支えるためにそういった細部にもこだわってるのがわかる。霊や異変の描写も派手すぎず、よくある、どっかで観た事あんな~?ってものはないの、ホントに独自の世界観に合った演出が最後まで続くから!!
🎬 抜粋セリフで英語学習
🔹 セリフ①
“I see dead people. But then, by God, I do something about it.”
🗣️ 日本語訳:「俺は死者が見える。でも、神に誓って、それにちゃんと向き合うんだ。」
📘 解説:
- “I see dead people” は『シックス・センス』でも有名なフレーズね。そこからの“But then”で逆接を強めてる言い回し。
- “By God” はやや古風または感情のこもった誓いの表現なので、日本人にはあまりなじみがないかもだけど、ハリウッド映画をよく見る人ならすんなり入って来るとは思う。
- “do something about it” は「対処する」「行動する」という実用表現だからね、応用しやすいはず。
📝 使える応用:
- I know there’s a problem, but I’ll do something about it.⇒何か問題があるのはわかってる、だけど私がどうにかするから。
- You can’t just ignore it. You have to do something about it.⇒ただ傍観してるだけじゃダメじゃん、あなたも何かしなきゃじゃん!
🔹 セリフ②
“Fungus Bob. That’s what I call him. You’ll see why.”
🗣️ 日本語訳:「“ファンガス・ボブ”。俺はそう呼んでる。君も見れば納得するさ。」
📘 解説:
- “That’s what I call him” は、「〜って呼んでる」というカジュアルな言い回し、コレね、すご~くよく使う言い回しだから覚えておくと便利。動詞の部分を変えて練習してみるといいかも。
- “You’ll see why” は「なぜかわかるよ」と暗示的な言い回し。先に何があるの?何でなん?って先が気になるから、相手を会話に引き込む効果あり♪
📝 使える応用:
- This place is a mess. You’ll see why when you go inside.⇒この場所はめちゃくちゃなんだ。まあ、中に入れば理由がわかるよ。
- He’s always late. That’s why I call him “Slow Joe.”⇒彼はいっつも遅刻するんだよ。だからさ、俺は「スロー・ジョー」って呼んでるんだ。
🔹 セリフ③(感動シーン)
“We are together forever, whether you like it or not.”
🗣️ 日本語訳:「いいかい、私たちは永遠に一緒だよ。たとえ君が嫌がってもね。」
📘 解説:
- ロマンチックな文脈だけど、軽くユーモアがある表現。
- “whether you like it or not” は「〜だ、嫌でもな」という強調構文。日常会話にも応用しやすいからね、覚えておくと便利よ~、そっくりそのまま文末にくっつけて使えたりするから。
📝 使える応用:
- You have to finish your homework, whether you like it or not.⇒宿題は終わらせないといけないよ。好きか嫌いかは関係ない。
- This is happening, whether we’re ready or not.⇒これは起こることなんだ。僕たちが準備できていようといまいと関係ない。