全く英語が聞き取れない、話せない、それどころかちょっと外国人怖い…みたいなレベルからスタートして、なんとか英語を武器に働けるまでになった私だからこそ、ずーっと感じていることがあります。
これまで出会ってきた大人の生徒さん達って、ぶっちゃけ私なんかよりもずっと知識も理解もある方たちばっかりだったんですよ!単語も文法もめちゃくちゃ知ってる。
なのに・・・いざ「英会話」ってなると急に身構えちゃって、全く言葉が出てこなくなったり、考える時間が長すぎてそのままフリーズしちゃったり。これ、本当にもったいないな~!ってずっと思ってたんです。
原因は義務教育時代に叩き込まれた「文法ありき」の弊害
なんで知識がある人ほど喋れなくなっちゃうのか?
それってやっぱり、日本の義務教育時代(人によっては高校まで)に叩き込まれる「文法ありき・減点方式」の弊害が顕著に出てるからだと思うんですよね。「間違えちゃいけない」「正しい文法で完璧な文章を作らなきゃいけない」っていう刷り込みが強すぎるんです。
頭の中で「主語がこれで、動詞はこれで、時制は過去形だから…」なんてリアルタイムで校正検定をやってたら、そりゃ言葉なんて出てこなくなるし、沈黙も長くなっちゃいますよね。この教育の仕組み、本当に早く変わるべきだと思います。
少なくとも、上記のようなやり方は試験対策用(書き英語用)という事で区分けしてほしい。話し英語用はまた別の区分で新設するとか、ね。
「Thank you」しか言えなかったあの日の悔しさが、私の原点
ここで、私が「英語をもっと自分の色を出して話したい!私はこう思う、こうなんだ!!っていえるようになりたい!」って強く思った瞬間のエピソードをひとつ。今でも心に深く残っている大切な記憶です。
海外に住んでいた当時、すごく不安だった私を根気強くサポートしてくれたお友達や、街角で助けてくれた心優しい人たち。その大勢の素晴らしい人たちに向けて、どれだけ私が有難く思っているか、心の底から感謝の言葉を伝えたかったんです。
でもね、当時の私が知っている単語(学校で教わった単語)って、悲しいことに「Thank you」しかなかったんですよ・・・。
「日本語だったら『ありがとう』だけじゃなくて、前後に色んなオマケを付けて、どれだけ感謝してるかを詳しく伝えられるのに…!英語だとシンプルなサンキューしか言えないなんて、どういう事よっ!!」
それでも、どうしてもこの心の底からの感謝の気持ちを伝えたくて、当時の私はとにかく「サンキュー」を10回くらい連発!身振り手振りと全力の表情で、「私のこの、1回の、一言のサンキューだけじゃ足りないんです!っていう気持ちを受け取ってください!!」って勢いだけでぶつかったわけなんですが(笑)。
文法なんて関係ない!「自分スタイル」でいいじゃん
でも、その時の悔しさともどかしさがあったからこそ、そこから私の猛特訓が始まったんですけどね。
自分のこの言いたい、伝えたい、っていう気持ちを100%言葉で表せるようになりたい一心で。
更には、この経験が「なんだ~、私だけのオリジナル表現でもいけるじゃん!」「英語も日本語と同じように、自分のスタイルで話せばいいんじゃーん!!」って気づけた瞬間でもあり。
よくよく考えたら、文法なんてそもそも私はよくわかんないし(英語嫌いの学生時代だったんでね…)、そんなの自分の気持ちを伝えることとは直接関係ないし!!って開き直ったのが結果的に良かったのかもしれない、なんて。
でもですよ、大人の生徒さんたちが抱えている「話せないブレーキ」を外すために必要なのって、実は、新しい文法テキストでも難しい単語集でもなくて、この「喋りたいことを喋りたいように、自分スタイルで話せばいいんだ!」っていう、いい意味での開き直りと熱い思いなんじゃないかなって思います。
こうじゃなくちゃいけない、っていう思い込みは捨てていいし、色んなスタイルがあっていいんじゃないかな~。
